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11月29日

テーマを決めてお酒を飲もう
今回のテーマは「生と死」。
人体標本見学と生前葬

 


だんだん平気になってくる

しかし最初はよくわからない一部分でも「うっ・・」となっていたのが、いくつも見ているうちに、だんだんグロさがグレードアップしても、それにつれて平気になってきた。標本を見るにも「ほほう、こういう仕組みで筋肉が繋がってるから、右手使いすぎて、肩こって、首が痛くなったのかあ」と最近の自分の病状まで分析できるようになっていた。

腸のコーナーでは、ヒダ状の腸を見て、思わず
「モツ焼屋で出てくるのに似てる。」という感想が。
しかももう少しで「美味しそう」と言ってしまいそうになった。
やばいばい。

おいしそうと思ってはいけない。
それにしても、お腹を切る手術とかした後、あの腸をきちんとお腹に詰めるの大変だろうな、ってかんじだ。お腹の部分に、かなりぐるぐるとした状態でいっぱい入ってるんですよ!。うまく詰めてもらわないと、変に偏った状態でお腹の中に収まったままになってしまうんじゃなかろうか、とか心配になりました。手術する人にパズルの才能が無いと、術後にとんでもないところに臓器を収められてしまうんじゃなかろうか。
パズルのようです
今回、特にすごいなあー、と思ったのが「血管」である。
動脈って、まるでホースのように太い。こんなもの切ったら、そりゃ死ぬわ、ってかんじの太さである。
あと、体中のあらゆる部分にまんべんなく血管が細かく張り巡らされているのも、すごい。肺なんで細かい血管の集まりで、そこの部分の血管だけ取り出したものは、まるで目の細かいスポンジみたいである。しかも!細かい糸みたいなものが全ていちいち管状になっていると考えると、ほんと感動ものである。

いちいち全部管状だなんてすごい

人間作ろうとしたら何日かかるんだろう・・・。
これがプラモデルとしたら、ほんと何日かけて作れるんだろう?っていうか不可能だけど。
でも実際はこんなすごいものを一瞬(?!)で作ってしまえるなんて人間てすごい!。てゆーか神様!。

見ているうちにもう気持ち悪いとか怖いとかいうよりも、物質としての出来に「よくできてるなー」と感動してきた。医者はこういうものを見慣れて物として見れるようになる、とよく言うけど、なんだかわかるような気がしてきた。でも決して悪い意味でなくて、完成具合のすばらしさというか。というか、手術って、やっぱりパズルかも。

 

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