生前葬体験
さていよいよ生前葬ができるという銀座の「○ーネラル」へ。
エレベーターを降りると早くもお葬式の雰囲気。目のまえに遺影が飾られている。案内のおねえさんが出てきて「僧侶です」と名乗り、生前葬の説明をしてくれる。
「生前葬をやると、人生をやり直すことができ、そして長生きするといわれています」
そしてグループの中から一人が選ばれ、生前葬をしてもらえる。SPが代表することになった。SPはおばけがよくつけている三角のものをアタマにつけられ、白装束を着せられた。
そして暗い部屋に通されると、 そこには黒い棺と白い棺が。「あなたは死んだら天国と地獄どちらに行くと思いますか?」おねえさんがSPに質問をする。「地獄ですかね」「では黒い棺にお入りください。」言われるがままSPは黒い棺の中へ。おねえさんは顔のところのふたを開け、「遺影を撮ります」とjのこと。そして写真撮影と、お経みたいなものを読まれた。
そしてようやく店内へ。
確かに霊柩車がある。店内はレトロなかんじ。そして席は座敷に通される。さっき撮った遺影つきの、「○○家」と書かれた札がテーブルに立てられる。
なんというか、お葬式にきたときのような気持ちになる。とか法事とか。そういうときの食事のときの雰囲気だ。これは楽しいのかなんだかよくわからない中途半端な気持ち。
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店内に霊柩車がある
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席につくと、僧侶の姿の店員がお経をあげてくれる。
といっても懐メロだ。何の曲だったか忘れたけど山口百恵だったか何かそんな曲を、上手くもなく中途半端にお経のように歌った。
なんというか、ゆるい。随所で気になるが、どうもどこか店員もコンセプトも中途半端なかんじでゆるいのだ。
さて、食事メニューであるが、お葬式っぽく変わった名前のものが多い。
骨壷
宇宙葬
棺達の沈黙
鈴木卵々(地鶏の出し巻き玉子)
ニックジャガー横田(肉じゃが)
というか、お葬式というより単に駄洒落になってきている。
単純に軟骨から揚げが食べたいと思って「骨壷」をオーダーしてみた。すると出てきたものは本当に骨壷で、その下の方に軟骨から揚げが入っていた。つーか、骨壷の大きさのわりに入っているものが少なく、下の方にちんまりとあるそれを取るのがすごく面大変。いちいち取るのがだんだん面倒くさくなって、しまいには骨壷のフタに中のものを出して置いた。こうしてみると別に普通の軟骨からあげだ。
ドリンクメニューの方もすごい。
貞子の乳首( ミルクリキュールベース)
冷凍人間ベム(バナナリキュールベース)
奇太郎のいちもつ( カシスリキュールベース)
肝試し (日本酒3種の利き酒セット)
カクテル系が飲みたいからと、KOが「貞子の乳首」を注文。
出てきたものは、ピンクの液体が入った哺乳瓶。
哺乳瓶でちゅーちゅー吸ってカクテルを飲まなくてはいけないのだ。
「なんか・・何飲んでるんだかわからなくなってきた。」
めちゃくちゃ甘いし、お酒を飲んでるという気分にはならない。 |
お酒飲んでる気分じゃないっす |
つづいてSPが「冷凍人間ベム」を注文。
出てきたのは、これまためちゃ甘なカクテル。生クリームが浮いている。
というか、枡の中にささっているバナナの形が気になる・・。
解説はしませんが右の写真を参考ください。 |
冷凍人間ベム
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つづいて、注文するのが恥ずかしかったが、酔いにまかせて
KOが「奇太郎のいちもつ」を注文。
いったいどんなものが出てくるのかと思ったら、目の前に出されたのは普通のグラスに入った飲み物。赤い液体が下の方に沈殿している。
「あれ?なんか普通じゃん?これのどこが、い・・」
むしろさっきの「冷凍人間ベム」の方がこの名前にふさわしいのではないか?
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