気になるドーム状のもの
さて、力道山のお墓を無事にお参りしたところで、看板を辿ってここまで来く道すがら、どうも気になるものがあることを思い出した。このあたりは要するに墓地なのだが、なんだか変な形のお墓があったのだ。ちょっとあれを確かめに行こう、と道を戻る。
そうそう、これだ。やたら広く敷地をとって、まんなかに、ドーム状のものだ。これもお墓か?。
これ、これ。
|
かまくら 風 だ。
|
やはりこれに気になる人は多いらしく、家族グループの中のお父さんが立ち止まっては他の家族などを呼び止め、「なんだろー、これ。すごいお墓だよねー」とか感動を伝えている。お母さんに「すごいわねー」と言って一緒に感動してもらえる場合もあるが、「そんなのいいから早くいきますよ」とぜんぜん同意してもらえないお父さんもいた。
まあそれにしても、こんなに贅沢に敷地をとって、銅像はたっていないとはいえ、力道山のお墓に並ぶ立派ぶりである。きっと何か偉業をなしたのか、というかお金もちな方なのでしょう。
梅を発見。しかし・・
・・さて、ところで梅を探さねば。と墓地を歩きまわってみる。と、梅がキレイに咲いているのを配置したお墓を発見。
写真だとあまりよくわらないのだが、墓石の両側が紅白の梅で囲まれていて、なかなかお洒落なお墓だった。
墓石自体はそう変わり映えはしないが、梅の木を植え方にセンスを感じる。よく考えると、ここもきちんと周りを塀で囲んでいたりして、ちょっとした広さがある。一般庶民というよりは、やはりちょっとした人だったのだということを彷彿させる。
|
紅白の梅で囲まれたお墓。
さりげないセンスを感じます。
|
ここの梅にちょっと癒されるが、それにしても梅園はどうも見当たらない。ともかく墓地は出ないといけないのだろう。としばらく歩く。が、早いところ目的の梅園に行かなければ、と思うのだが、どうも道すがらのお墓に目がいってしまって仕方が無い。なんだか、ここのお墓たちは、随分と個性的なものが多いのだ。上の梅の配置されたお墓くらいだと、まあ、センスがいいとか程度で済まされるのだが、なんだか、歩いていくごとに「ふざけてるのか?」と思えるようなお墓がいくつも出現し、どうしても素通りすることができなくなってきた。
ということで、ここは割り切って、目に留まったお墓を撮影することにする。
次ページから、作者ベストセレクションのお墓をご紹介します。
|