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4月11日

花見特集2
花見 晴れのち雨

花が長く続いた今回の桜。
前週に引き続き2日間の休日を花見に費やした作者。
暖かく晴れた桜満開の土曜日の穏やかな花見に続き、
日曜日は・・。
うきうき成分すいまくりの二日間のレポートです。


土曜日。快晴
朝起きると天気がめちゃめちゃよい。 気温も高く、お花見日和。
「朝起きると」って書いたけど、正確には朝に寝て昼に起きたのだが。ともかく、お花見には最高のかんじ。

この日は茨城から両親がやってきた。近くの池上本門寺(お墓レポートのところ)へ行きたいというので、散歩がてらてくてく歩いていく。ほんとに暖かくて、シャツ一枚でよい。住宅地を歩きながら改めて思ったが、この辺の家は、家の敷地内に桜の木を植えている家が非常に多い。しかもなかなかみごとだ。うちの前の桜並木も良いが、住宅地を散歩するだけでも立派にお花見ができる。ほんと、「うきうき成分好き」には絶好の住み家かも。

池上本門寺。実は先週もIPさんと、最初はそこでお花見をしようと向かったのだが、広くて、桜のある場所を探すのと、坂ばかりでそこまで行く気力もなく、断念して家の前の桜並木ですることになったのだ。しかし今回は、行った。
すみませんが、今回のレポート、つい写真を撮り忘れています。なので文章でしか表現できないのですが、すばらしかったです。寺のいたるところで桜が満開。正門の長い石段の下から見上げる桜もすばらしかった。
でもまあ、ここは酒飲みながら鑑賞するよりも昼間の散歩で、というのがよいのかもしれない。

お墓見学ふたたび。

そして、せっかくここに来たので、両親にもお墓を見せてあげることにする。
いきなり「お墓が面白いんだよ」とか言っても気味悪がられるかもしれないと思い、「力道山のお墓があるんだよ」と言って連れていく。しかしやはり両親にも、ここのお墓の面白さは説明せずとも刺さったらしく、道中足をとめ、
「これはお墓かなあ?。すごいけど。歴代住職のかも」とか色々想像を膨らませている。力道山のお墓に行く前に十分楽しみ初めている。

あのトラのお墓にはやはり目がとまり、「トラだ!」と言ってそっちへどんどん行ってしまった。

トラの墓の前にはなんか変なおじさんがいて、他にもお墓見学(?)中のおばさんたちに説明をしている。

「このトラは歯が無いんだよ。」
「あらーほんと」
「夜中に折って持っていっちゃうんだな。お守りにするために。だからまた接着剤で修復するんだけど、また持っていかれちゃうんだ。」

母は説明に聞き入って相槌なんて打ってしまっていたばかりに、そのおじさんは他の墓の説明までし始め、私たちにくっついてくる。

「この墓石は立派でしょう。○○建設(?)の社長のでね。地震がきても倒れないの。」
「この銅像は、○○の歌を作った人。」

前回一人で思いをめぐらせていたことの真実(ほんとかどうかは知らないが)がどんどん解説されて明らかになっていくのだが、 どうでもいいけどうざい。どんどんその場を離れようとするのだが、いつまでもおじさんは解説をしながらくっついてくる。
「このままこのおやじと一緒に一日を過ごすのか?」それはいやだなー。つーか私ら普通の家族プラス、この競馬場のおじさんみたいな人一人、という組み合わせは変だろう。つーことでなんとか足を速めてそのおじさんは振り切った。

ところで、今回あらためて気がついたのでここだけ写真を撮っていたのだが、いくつか、「名刺入れ」のあるお墓があったのだ。これはどういう場合に活用されるのだろう?。なんだか展示会のようだ。または、お役所から仕事を取るための名刺入れを思い出した。

余談ですが、これは昔印刷会社の営業をしていたころに身に着けた知識なのですが、お役所から仕事をとるためには、いかに何度も訪問したかということが重要らしく、お役所を新規開拓しようとしている人などは、毎日毎日ただ行っては名刺を渡してくるのが仕事の一環でもあった。


お墓の横に立つ
これは?

しかし毎日何社も、ただ名刺を渡すためだけにやってくるのではもらうほうも面倒くさいのか、「名刺箱」を設置し、そこへ入れろ、という方策をとっていたところもあった。

それはいいとしてこのお墓の場合は、ここに名刺を入れることによってどんなメリットがあるのだろう?。さっきのおやじに聞いてみたら答えはわかりそうだけど、嫌だな。

名刺入れ口が!

おっと。気がつくと、花見レポートのつもりが、またお墓レポートになりつつある。話を戻そう。

しかしここのすばらしいところは、お墓にも随所に桜の木があり、お墓見学と花見がいっぺんにできるのだ。本当に今日はお花見三昧だ。
さて、しばらく境内をウロウロしたあと、(そういや、せっかく寺にいったのに、お参りはしなかったな・・)帰る。家の前のスーパーで寿司とかつまみとビールを買う。結局お花見はまた家の前の並木で開催だ。

買ったものを持ってひとまず家に入ると、早速父がビールを開けて飲んでしまう。
「お花見するんじゃないの?」「まだ早い。とりあえず。」
飲んだら今度は眠そうになってきたので、「少し寝ていなさい」と言って母親と界隈を散歩しにいく。この辺は、昔文豪がたくさん住んでいたとのことで、昔だれだれが住んでいたところ、などの案内図があって、散歩には楽しい。それに家が古いのとか新しいのとか色々あって面白いのだ。そして桜も見れる。

「ことしは裏の池におたまじゃくしが生まれました。見てね」 という看板のかかった家が。裏庭へ続く道があるのだが、人んちなので入っていいのかな?と思いつつ、でも見に行く。留守だったようだが、行って見ると本当に池があって、おたまじゃくしがものすごくいっぱい泳いでいた。あんなにおたまじゃくしびっしりの池を見たのも初めてだ。しかしおたまじゃくしってそういえば久しぶりに見たかもなー。子供の頃は春には当たり前に見ていたけど。(田んぼがあったからね)。そんなかんじで意外な春の風物詩を見たりしました。しかしこれ、今はまだいいけど、一気に蛙になっちゃったら大変だろうなー・・。

散歩を終えて家に戻ると、いいかんじに日も暮れてきたので、先週と同じく、道で花見をする。先週よりも人出が多く、場所取りされているところもほとんどだったが、場所取り予約されているけど時間がまだ大丈夫なところを借りて花見を開始。わはは。しかしやっぱり普通の道で家族が食べ物たべてビールを飲んでいる図は変だ。家が無い人みたいだ。でも花が咲いているとありなのだ。へんなのー。

夜までずっと暖かく、桜の満開具合も一番よいときだったし、どこへ行っても桜満開で、スーパーまでは至近距離だし、車はそのスーパーの駐車場に停められるしだし。両親大変満足して帰っていった。良い親孝行ができた。

こうして一日目の花見は平和に終了。さて明日も引き続き花見だぞ!。

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