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脳みそを持ち上げる!
展示のラストは、なんと標本を自分で触れるコーナーである。
一つは脳みそを手で持って重さを感じることができ、もう一つでは、全体標本を思う存分触ることができるのだ。
思えば展示の最初の頃は耳の欠片程度の標本でも「うっ」となっていた。最初にいきなり「さあ、脳みそを持ってみましょう!」といわれても「私はいいです・・」と遠慮したと思うが、数々の標本を見てきた今では、
「軽いのかなあ、重いのかなあ?!。」
ってかんじである。
そして実際に手にした脳は、おもったより小さく、軽かった。
感触は蝋燭みたいなぺたっとした感じだったが、これは保存のときの加工によるものであろう。本当はもっとやわらかくてぬめぬめしているんじゃないかな?というのは私の想像。 |

おおお |
次に全体標本を触る。体のいろんな部分が開いているので、中の臓器や筋肉などまで触れる。感触はやっぱり加工してるせいか、脳みそと同じようにわりと硬くてぺたっとしていた。でも腸だけは、中身が空洞のせいか、ふやふやしていた。
と、ひととおり展示を見終わって、随分と自分の世界感が変わっていることに気が付いた。見に行く前はもっと怖いものみたさというか、スプラッタなかんじを想像していて、きっと感想として「もうゴハン食べられない」とか思うんじゃないかなーと思ったけど、なんだかそんな方向と違っていて崇高な気持ちにさえなっていたのには驚いた。
死を見るとは、生を見つめなおすものなのかもしれない。
「生前葬」もきっと、生きているうちに死を仮体験することにより、生を見つめなおすという崇高な行為なのだろう。なんだか今日はいいかんじにテーマがつながっているぞ。
そんな気持ちになったところで「生前葬」へ!
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